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地元商店の神様を絵本にして、商店街を見直そう  (北海道)

 士別市の中央商店街振興組合では、「神様たちの商店街競争」と題する絵本を発行した。
 副題は、”がんばれ商店街!”。地元商店街を利用することで、消費者自身が街づくりに参加し貢献できることをわかりやすく表現している。
 物語は二人の神様が、サービスを大切にした商店街がある街と、安さが売り物の大型店主体の街をどちらがより繁栄させるかを競うもの。十六nの童話仕立てで、一部一、五〇〇円。
 同組合では、この絵本を読んで商店街とは便利・安さだけで良いのか消費者自身に考えてもらうつもりだ。

問い合わせ殺到!O157を早期検出       (広島)

 先端科学技術事業協同組合は、バイオ産業を振興している広島市の後押しで、病原性大腸菌O157を早期検出する「自動蛍光偏向測定装置」を開発した。
 この装置は、培養法で三〜四日、電気泳動法でも四時間かかっていたO157の検出を二時間半に短縮した。今夏の製品発表では、全国から問い合わせが殺到したという。
 しかし、販売に際しては二年間のデータ実績が必要で、できたての装置にはまだ蓄積データがないため、行政の協力、支援を求めている状況。
 同組合は、O157以外にも中国の技術を使った「生分解樹脂」の製品化や、サルモネラ菌などの検査装置の開発も進めており今後が楽しみだ。

海外でも大人気!有田焼を欧州へ輸出          (佐賀)

 有田地区の焼き物業者が共同で”有田焼”の輸出に乗り出す。
 今後「有田焼海外事業協同組合(仮称)」を設立させる予定で、英国に販売拠点を置き欧州に有田焼を輸出する計画。
 欧州で販売するのは食器や花瓶、ランプスタンドなど有田焼のインテリア製品。販売価格は、国内の一・五倍から二倍程度に設定する。
 同組合では、繊細な図柄が特徴の有田焼は海外でも根強い人気があるため、海外市場に活路を見いだす考えだ。


中小企業静岡(1999年 1月号 No.542)