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●組合として環境ISOを取得
環境共生事業(協)
県東部の主に水処理に係るノウハウを持つ異業種四社でつくる環境共生事業(協)では、昨年十二月に、環境管理システムの国際規格ISO14001の認証を取得。ISO取得手続き指導や公害防止設備の設計・製作・施工と管理までを手掛ける同組合では、これを機にさらなる環境管理事業の充実を図っている。
特に同組合の認証で特徴的なのは、顧客施設の運転管理までも対象にした点。環境管理プログラムの提案、環境装置の製造、施設管理と組合員各社が異業種ならではの専門分野を生かしながら、様々な角度のニーズに対応している。
環境問題がますます深刻化するなか、植野和男理事長は、「これからの産業は環境負荷を徹底的に低減した製品と企業行動が大命題。環境対策専従者を置くことが難しい中小規模メーカーを中心に、環境管理システムの構築や保全を請負い、活躍の場を広げていきたい」と今後の展開に意欲的だ。
■問合せ(組合)
TEL 〇五五‐九二七‐二二四四
沼津市寿町九‐一八 三誠ビル二階
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●自然と触れ合いながら学習を 学校用木製家具が好評
静岡ログハウス開発事業(協)
静岡ログハウス開発事業協組(静岡市・組合員十四名)の木製机やイスが好評だ。
商品名は公共用学習環境家具「やまびこ」。「天然素材の机やイスに囲まれ、自然との触れ合いを感じながら子供たちがのびのび勉強できれば…」と、木のぬくもりを伝えるデザインに取り組んでいる静岡市の「オサムデザインスタジオ」の協力のもとに製品化した。(1)ヒノキ材と植物性オイル仕上げ(化学物質による影響がない)(2)高さ調整は手で締め付けるだけで工具を必要としない(低学年児童でも調整できる)(3)「組立式」を採用しているので、破損した場合、パーツ交換できる…などの特徴を備えている。
既に静岡市大谷小学校など県内の小中学校で使用されているほか県の盲・養護学校(盲人用の特注品など)、幼稚園などにも納入。個人住宅での使用も増えている。
さらに、「ログハウスと並ぶ主力商品として、今後、老人ホームや病院にも積極的に納入していきたい」(千頭和専務理事)とし、普及に力を入れている。
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▲公共用学習環境家具「やまびこ」
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▲竹の魅力を生かした作品に立ち
止まり見入る入場者も多い。
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●竹の繊細さと曲線の魅力を
静岡竹工芸(協)
温かみのあるあんどんや照明カバー、独特の趣きのある花器…。
静岡市の伝統工芸「駿河竹千筋細工」の新作展が一月九日〜二一日、JR静岡駅構内の駿府楽市で開かれた。主催は静岡竹工芸(協)。
伝統工芸士や技術者が出品した九四点の作品は、竹の特性をみごとに生かしたものばかり。伝統のなかにも現代的センスを感じさせる作品も多くなっている。
なお、展示会に先立って行われた審査では、約九〇センチの大作「籠(かご)昇竜手付き」が最高賞の関東経済産業局長賞に選ばれたほか、匠の技と新鮮なデザインを駆使した作品群が県知事賞、市長賞などの各賞を受賞、展示された。
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