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拓銀マンの経験と人脈お役に立てます(北海道)

 拓銀の破綻から五年。元支店長らが中心となり、商圏の拡大や経営コンサルティングまで幅広いサービスを手掛ける企業組合が昨年十二月、札幌で設立された。
 「企業組合ビジネスサポート」と名付けられたこの組合は、江別支店長、本店営業部課長などを務めた三五歳以上の元拓銀マン四人を中心とする総勢十名。さらに弁護士、公認会計士、弁理士などの専門家がアシスト。今後は東京支部も置き、会員企業の本州への販路拡大を支援し、労務や経理、特許などの分野でも相談に応じる予定。
 元たくぎん総研勤務の同組合の田中理事長は、「元拓銀マンは様々な分野に散ったが、培った人脈を使い、少しでも経済立て直しのお役に立ちたい」としている。



企業の再建を支援「有限責任組合」が発足(福島)

 公共事業の縮小で建設業を取り巻く経営環境が厳しさを増す中、福島県建設業協会と同建設業協同組合が中心となり、「福建投資事業有限責任組合」を設立した。
 会員から募った出資(六千万円)に有識者をメンバーに加え、会員企業の合併や民事再生法による再建を支援していく。
 具体的には協会の支部代表者らでつくる「評議委員会」で、再編、連携、合併などの相談に応じるほか、公認会計士や弁護士をメンバーにした「監査委員会」も置き、民事再生法適用申請への体制も整える。
 これまで、任意の企業再建ファンドをつくり、民事再生法による再建を目指す企業を支援してきたが、これらの実績などを踏まえ、さらに投資組合法による組合の設立を目指してきたものである。



「烏骨鶏ラーメン」開発美濃の特産品めざす(岐阜)

 県製麺協同組合(組合員五五社)では、「烏骨鶏(うこっけい)ラーメン」を開発・販売した。
 これは、岐阜市が日本一の生産量を誇る烏骨鶏の卵を使用したラーメン。県中央会の補助事業である「連携組織調査開発等支援事業」の補助を受けて開発を進めてきた。
 新開発の麺は、県内産の小麦粉を五〇%使用し、烏骨鶏の卵を練り込んでいる。スープは烏骨鶏のガラスープ。価格は二食入り七〇〇円で、主に百貨店や飲食店などで販売。組合では、「美濃地域の特産麺にしたい」と意気込んでいる。


中小企業静岡(2003年 2月号 No.591)