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せん定枝や刈り草を土壌改良材に
天竜草木リサイクルセンターが完成
阿多古建設事業(協)
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▲施設全景
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天竜市の土木建築業者二四社で構成する阿多古建設事業(協)では、このほど「天竜草木リサイクルセンター」を完成。八月一日には、中谷天竜市長ほか来賓・関係者約一三〇名を迎え、竣工式が行なわれた。
土木・建築工事や河川の堤防、公園や街路樹、道路などから排出された刈り草、せん定枝、木くずなどをセンターに搬入、「タブグラインダー」で粉砕し、茶畑などの保温材、畑の乾燥防止、草抑えなどとして農家が活用していく。焼却処理せず、危険な薬物を使うこともなく、安全にリサイクルできるシステムとなっている。
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▲8月1日に開催された竣工式より。
中央が加茂敬次理事長。
後ろの機械は、せん定枝等を
粉砕するタブグラインダー。
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阿多古川の下流域沿いに位置する天竜市両島の一九〇〇平方メートルの敷地(借地)には、タブグラインダー、遮音壁、処理前置き場、粉砕チップ倉庫(二七〇平方メートル)などを年間六〇〇トン以上の草木・根株などの搬入・処理が見込まれている。総工費は約八千万円。
三〇年の運営実績を有する同組合では、従来、(1)生コンの共同生産(2)ブロック・資材等の共同購入(3)道路・河川等除草の共同受注などを中心に展開してきた。
「リサイクルセンターの設置は、四年前からの懸案事項。建設業者としての責任だけでなく、より広い視点で、環境問題に取り組んでいきたい」(加茂理事長)として、残土問題なども含めた今後のリサイクル事業の推進について検討を重ねている。
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▼処理前
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▼処理後
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