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好評をよび、サッカー場を二面増設 (岩手)

 安代町細野の民宿経営者らでつくる「安比高原サッカー場協同組合」は今年、グラウンド二面を増設する。
 サッカー場「安比高原スポーツパーク(ASPA)」は、四年前、民宿経営者らが自力で天然芝グラウンド三面を造成したところ、涼しい気候と宿泊施設のもてなしなどが評判を呼び、夏の合宿などで利用客は年々増加。そして、このほど需要に応じきれなくなってきたため、県・町からの補助金をうけ、増設することとなった。
 同組合は、今後、安比高原周辺の豊かな自然を舞台にトレッキング、農業体験、釣りなどグリーンツーリズムにも本格的に対応していく。



商店街と"直結"ネットTVで注文 (京都)

 京都市中京区の西新道錦会商店街振興組合は、インターネットと商店街で発行しているカードを組み合わせた独自のサービスに乗り出す。
 「生活支援ネット」と名付けられたシステムは、専用機器を取り付けた家庭のテレビから地域情報や商店街の特売情報を入手したり、商品をリモコンで注文、自宅まで配達してもらうこともできる。
 また、同組合が発行しているカードと組み合わせることで、登録されている所有者の住所や氏名等の情報がわかり注文も簡単。
 商店街の情報だけでなく、暮らしに密着した様々な情報を得ることが可能だ。
 同組合では、テレビを使うのでキーボードに慣れないお年寄りにも簡単に使ってもらえる、としている。



伝統技術を活用し、文化財を修復 (京都)

 染色や印刷、和楽器製造などの異業種で組織する「京都美術工芸品修復保存事業協同組合」では、美術工芸品などの文化財を、伝統技術を活用して修復・復元する作業を本格的に開始。
 これまでに八尾市立歴史民族資料館や三重県の伊勢神宮、京都市の寺院などから江戸時代後期の絵図の復元や一部破損した屋根瓦の修復などを受注。
 同組合は、全国にある多くの文化財が修復されないまま保存されているため、今後、学識経験者や染色業者など幅広い関係者に参加・協力を呼びかけ、保存・修復活動を広げていく。


中小企業静岡(2001年 7月号 No.572)