六月十三日、静岡市の宮竹小学校の四年生五五名が、焼津市・港公民館で黒はんぺんの手作りに奮闘した。
講師は、もちろん焼津蒲鉾商工業(協)の組合員。現在、小学校では、地域産業を実習体験する社会科学習を行っていることから、組合では、こうした事業に積極的に協力しているものである。
黒はんぺん作りは、受講生全員が初めての体験。最初は戸惑いながらも、時間がたつにつれて料理に熱中。一つ一つ丁寧にはんぺんを作り“自家製”製品をおいしそうに頬張った。
組合でも、今回の事業は昨年に引き続きまだ二度目。「今では手作りで、はんぺんを加工している組合員はほとんどいませんが、食べ物を通じて焼津や組合の仕事を少しでも知っていただいて、消費拡大につながることができれば…」(池ノ谷総務課長)と、黒はんぺんや蒲鉾など自慢の味を積極的にアピールしていきたい考えだ。
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