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 清水駅前銀座商店街振興組合
 心と心のつながりを大切に
〒424−0816
清水市真砂町5−22
理事長 中山幹雄
TEL:0534−65−9206
組合員  109社



▲商店街でもサッカーの街をアピール


新しい街づくり


清水市の表玄関、JR清水駅を基点に清水陸橋付近までの、約一kmの繁華街が振興組合。法人組合の設立は、昭和五六年と比較的新しい。
 しかし、商店街の歴史は長く、清水市の発展の発展に大きな役割を果たしてきた。
 かって、造船を中心に工業の街のイメージが強かった清水。今は、サッカーの街として全国にスポーツ情報を発信している。
 最近の清水市は、大手ショッピングセンター、サッカー関係のイベント施設ドリームプラザなどがオープン。街に動きが感じられる。
 しかし、新しい施設のオープンは人の流れを変え、様々な影響を地域に与えている。特に、消費者の商店街離れが進み、土・日・祭日に消費者の通行量が大幅に減っている。
組合では、商店街に人を呼び戻そうと、昨年からエッグ(たまご)スタンプ事業を実施。商店街の定番事業、中元・歳末売出しの福引きの見直しをきっかけにして、消費者ニーズの分析、組合員の考えをまとめ、従来の販売促進事業を大幅に的に代えることになった。
 たまごスタンプは、買い物一〇〇円ごとに一枚のシールスタンプが貰え、一冊(三二〇枚)集めると五〇〇円分の買い物ができる。月・週単位で交換商品を変え、常に話題作りに努めている。交換商品に関する情報はチラシを作成して、買い物客に提供している。
「商店街は、ただ単に商品を売るだけでなく、市民が憩い、楽しみ、交流できる場所でなければならない。そうすることが、街を生き残らせるための最高の方策」と理事長の中山氏が語る。市民の交流、楽しみの一環として、数年前から市民参加イベント「鉄火巻き日本一に挑戦」を行っている。同じように“鉄火巻きの長さ”にこだわるライバルの気仙沼市との間で記録の塗り替えに、熱いバトルを繰り広げている。


中小企業静岡(2000年 11月号 No.564)