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▲月1回のチラシでスタンプ交換商品を紹介

人と人の触れ合いを大切に


今年は、県の助成を受け、ショッピングカート・自転車を商店街に配置、買い物客に自由に利用してもらう計画を進めている。
 さらに、ユニバーサルデザインの考え方にも積極的に取り組んでいる。
 高齢化時代に向けて、誰でも自由に買物や散歩ができるように、電動車椅子などハード施設を充実し、移動を支援するソフトを兼ね備えたシステム(タウンモビリティ)作りを行っている。
新しい展開を支えるのは、エコマネー。奉仕時間を点数化した互助システム。地域住民の助け合いを、交換媒体として使用する“地域通貨”の利用を検討している。
 ボランティアをした時間を点数に換算し、あとで自分が持っている点数分のサービスを受けることができるようにする。このエコマネーの考え方を、実施する色々な事業に取り入れていく。貸し出し用ショッピングカート、自転車の保守、管理を地域の人々が行い。商店街の「人と人のつながり」を一層大切にしていく。



▲女性部主催で市長と懇談会

女性のパワーが街を変える

人とのふれあいを何より大切と考える地域密着型商店街には、女性の活躍が不可欠。
 元気のある商店街作りを目指して、九月に女性部が誕生した。組合で行う様々な事業にこれからは、女性が積極的に携って行く。
手始めに、発会式を兼ねた市長との懇談会。会の始めは、頼りになるのは市長さんと持ち上げる。
 商店街に対する市長の考え、税金の使い道、各種イベントの開催方法、静清合併問題などについて意見交換を行った。更に、来年度の市長選への出馬の意向にも話が及ぶ。さすがの市長も議会に劣らぬ鋭い質問にたじろぐ場面も見られたとか。
 特に、商店街に隣接し、JR東海道線をまたぐ清水橋の架け替え計画。行政主導で計画が進められていることに触れ、計画が清水市の将来に関わることであり、市街地活性化の視点からも、幅広く市民に意見を求め、慎重に事を進めるべきと、女性らしい気配りの提案も行われた。

商店街を情報発信基地に

「組合の役割が、IT技術の進歩で大きく変化している。これまでの組合が行ってきたスケールメリットを生かした共同事業だけでは、もの足りなくなってきている」「お客さんへの情報発信、組合員への情報提供など、考えられる新しい仕事はいくらでもある。コンピュータに明るい若い人の力を借り、前向きに、常に新しいこと、組合員全員でチャレンジしていきたい」。さらに、「中心商店街として様々な機能を一層充実させ、社会的な存在価値を高めていく事が、これからの組合の使命」と同理事長は青年部への期待、商店街の使命を語る。


中小企業静岡(2000年 11月号 No.564)