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●新しい食文化の提案を

 「食遊市場」オープン

                  (協)沼津卸商社センター





▲「食遊市場」の外観。



 駿東郡清水町の沼津卸団地内(組合員七〇社)に食品卸業者二〇社が集合した「食遊市場」が十一月二五日オープンした。
 建設地は卸団地南側。約一万八千四百平方メートルの用地に、二階建延べ約一万平方メートルの市場を建設した(二階は事務所)。駐車場は三〇〇台を収容できる。
 従来の個店販売方式から、新たにワンストップ方式を導入したもので、旧食品センターの十一社に、鮮魚、食材、ノリなど新規加入九社が加わり、県東部では最大級の食品卸市場となった。
 構成は鮮魚、業務用食品・食材各三社と塩干魚、青果、精肉各二社など十二業種。品揃えが充実したとともに、同業者を複数にし、互いに競い合うことでサービスの向上など市場の活力を生み出す効果もある。
 商圏は県東部を中心にして、甲府、小田原など広域も視野に入れており、年間売上高百億円を見込んでいる。
 十二月三日には関係者ら約一六〇名を集め、竣工式並び祝賀会を開催した。





▲内部は清潔感あふれる白を基調に、中央を広い通路が貫いている。


中小企業静岡(2000年 1月号 No.554)