|
|
|
▲右からコーディネーターの小桜義明静大教授、
御前崎まちづくり(株)・川口和男社長、
(企)ニートリィ・渡辺妙子理事長、
土肥温泉旅館(協)・鍵山和彦事務局長。
|
九月八日、金谷町のお茶の郷で本年度の移動中央会の一環として、「ハイナン・ハイホクにぎわい創出フォーラム」を開催。
榛原郡八町の組合役職員、商工業者ら七〇名を越える参加者が、パネルディスカッションを中心に地域おこしのノウハウとその奮戦ぶりに耳を傾けた。
パネリストは御前崎町で「海鮮なぶら市場」を運営する御前崎まちづくり(株)川口和男社長、女性だけでへちま水を原料とした自然化粧品を販売している中川根町の(企)ニートリィの渡辺妙子理事長、恋人岬を中心に次々とアイディアを打ち出している土肥温泉旅館(協)の鍵山和彦事務局長の三人。
コーディネーターには地域政策論の小桜義明静大教授を迎えた。
ビデオで各活動状況を紹介した後、まず川口社長は、準備段階から熱い情熱を持った人々と出会い、人間関係が広がっていったことを強調。
渡辺理事長は地元の素材と人々へのこだわりを持ち続けた事業展開と企業組合にしたことの成果を、鍵山事務局長からは、恋人岬の成功ストーリーとそこに隠れた失敗談も紹介。
これら事例を踏まえ小桜教授からは、運動と事業が一体化、つまり儲ける意識よりもボランティア的または遊び心を持って始めた活動が自立している点、"狂"となるリーダーの存在と同時に地元への利益還元の配慮など、成功への共通項が指摘された。