google

ビジネスレポート

デザインを核に新たな価値の創造を

2009グッドデザインしずおか

河原林審査員長が、1点ずつ講評した(上)。大賞を受賞した「三島馬鈴薯贈答用パッケージ」

デザインや機能性などに優れた県内中小企業の製品を選定・顕彰する「2009グッドデザインしずおか」の表彰式が11月13日、静岡県庁内で行われ、受賞者のほか審査員、来賓など約50人が出席。花森憲一県副知事や審査員長の河原林桂一郎静岡文化芸術大学デザイン学部長が、受賞者に表彰状や選定証を手渡した。

16回目の今年度は、日用品、業務用品、パッケージ、部品・素材の4分野98点の応募作品から書類審査やプレゼンテーションなどを経て、大賞(県知事賞)をはじめ、ユニバーサルデザイン賞、マネジメント賞など6部門12点が選定された。

大賞には、デザインを通じて農産物を「農芸品」の域まで高めたことが評価されたJA三島函南の「三島馬鈴薯贈答用パッケージ」が選ばれた。

組合関係では、三丸機械工業(株)(三島工業団地(協))が開発した飲料や薬品など液体製品を製造するための卓上型液体加圧試験機「エコナイザーラボ01」がマネジメント賞を受賞した。

河原林審査員長は、

「デザインを核に新しい価値を創造しようという意気込みを感じるものが多く出品された。防災、環境への対応や伝統産業、地域資源に新たな感性を取りこんだ革新的な製品も目立った。今後も、企画力や開発力に加え、デザイン力も組み合わせた、ものづくり県静岡を代表する製品が生まれることを期待したい」と講評した。

関連リンク

三丸機械工業(株)