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景況ウォッチ

8月の情報連絡員月次景況調査より

静岡県中央会に設置されている情報連絡員〔協同組合等の役職員87名に委嘱〕による毎月の景況調査の概要です。

概況

全9項目のうち、前年同月を上回る結果となったのは、前月に引き続き在庫数量のみ。業界の景況、 収益状況、売上高の順で悪化傾向が高くなっている。

前月の値との比較では、業界の景況、販売価格、取引条件が上昇。自由回答では、従来の原油・原材料の価格高騰による収益面への悪影響のほか、猛暑による影響が報告された。

業界の声

対象17業種より抜粋

[木材・木製品] 静岡市
6月の改正建築基準法施行により、着工前の審査が大幅に厳格化されたことから、各事業所の操業度はかなりの落ち込み。
[印刷] 静岡市
用紙に続き、インキも値上げ。安値受注、売上高減少が大幅に増加しており、原材料比率のアップに悲鳴をあげている。
[電気機器] 静岡市
8月の猛暑でエアコン、冷蔵庫の売れ行きは前年より相当増加した。しかし、販売価格の下落により収益面では、それほど伸びてはいない。
[家電小売] 静岡市
異常な熱帯夜が続き、エアコン需要が急激に伸び6〜7月の不振をカバーした。同時に大型テレビの販売にも動きが見られた。
[運輸] 富士市
軽油値上げは今月がピーク。昨年は軽油値上げに伴う“運賃値上げ気運”があったが、本年は不発。出荷は“旧盆”と“景気停滞”の理由で前年比減少の状況だった。

DI値の推移

※DI値=[(増加・好転組合数−減少・悪化組合数)/対象組合数]×100

なお、「在庫数量」のみマイナス値が大きいほど好要件としている。