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受注機会拡大へ葬儀会館を起工

静岡葬祭業協同組合


▲起工式で鍬入れを行う杉山理事長。

 同組合は、九月二二日、静岡市清水区草ヶ谷で組合葬祭会館の起工式を行った。当日は、組合員など関係者二二人が出席し工事の安全と完成を祈願した。
 組合が計画するのは鉄骨二階建、建坪六○○gの葬儀会館建設の建設で、大ホールや霊安室、配膳室、控室などを備える。四九○gの土地を賃借し、会場隣接地の借地などと合わせ五五台の駐車場を確保した。完成は来年一月を予定。総投資額は一億四千万円で、このうち八千万円は国・県の高度化資金を活用する。
 同組合は、今年三月、静岡市の葬儀業や食料品小売業五社で設立。組合事業は葬儀会館の設置・運営のほか、葬儀や法事の受注あっせんなどを行う。
 近年、社会事情の変化から自宅葬儀は減少し、葬儀会館における通夜から葬儀までの一貫施行に対するニーズは年々高まりを見せている。
 同組合の杉山理事長は、
「葬儀施設を持たない中小事業者は商機を逸するケースも出ている。来年の会館完成を機に、受注機会の拡大を図りたい」と述べた。



中小企業静岡(2005年10月号No.623)