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 特 集 
 専門家の眼 
 「くみあい百景」 
 編集室だより 






あなたのアイデア家具にします(北海道)

 旭川家具工業協同組合では、女性のアイデアを商品化する企画「こんな家具ほしい!プロジェクト03―04(=こんプロ)」を実施した。
 募集対象は道央圏の十八歳以上の女性。いすやテーブル、ベッドなど家具なら何でもよく、素材や機能、デザインなどの提案も受け付けた。昨年十一月には、提案した女性と家具メーカーによる打ち合わせも行っており、完成は三月上旬の予定。提案者には無料で贈られる。
 「こんプロ」は今回が二回目。前回は天板の中央が開いて中に調味料が収納できるテーブルなど八点が商品化されている。

輸入品との差別化を図り瀬戸焼に産地シール(愛知)

 大量に出回る輸入陶磁器などとの差別化のため、愛知県陶磁器工業協同組合は瀬戸焼の陶磁器に貼る産地表示シールを独自に作成。組合に加盟する各事業所は順次、製品に貼って販売している。
 きっかけは、食料品などの偽装表示問題などから消費者の関心が高まったことを受け、大手百貨店や大型スーパーから、陶磁器業界にも産地表示の基準づくりについて要請があったことから。
 シールは和陶用(縦二センチ、横一・一センチ)と洋陶用(縦一センチ、横一・六センチ)の二種類。
シールを貼り付ける対象となる組合加盟の事業所は瀬戸、尾張旭両市で約二五〇社に及ぶ。
 瀬戸のほか、九州・有田や石川・九谷などの国内の主な産地も同様に産地表示をする計画を進めている。

質流れ品の売上げ増へ若い女性に照準(愛知)

 名古屋質屋協同組合が運営する、販売専門ショップ「大須セブン」が十一月に全面リニューアルオープン。従来の売上げの三倍にあたる年商二〇億円を目指し、順調な滑り出しを見せている。
 販売専門ショップは、組合に加盟する名古屋市内一二〇軒余りの質店が買い取り品、質流れ品を委託販売している商業施設。四階建てで、最上階の組合事務局を除く三フロアが販売施設となっている。
 従来の施設は、老朽化などで若い世代の集客力が劣っていたため、中古ブランド品に違和感を持たない、二〇〜三〇歳代の女性層の取り込みが急務となっていた。


中小企業静岡(2004年1月号 No.602)