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西陣織、神戸靴業界が共同開発 (京都)

 西陣織工業組合と日本ケミカルシューズ工業組合は、西陣織の生地を使ったケミカルシューズ(合成繊維加工靴)を共同開発した。
 和装需要の不振が続く西陣と阪神淡路大震災の後遺症に悩む神戸のケミカルシューズ業界が手を組み、新たな市場開拓で業界の活性化を目指す。
 共同開発したシューズは、若い女性に人気の厚底ブーツやパンプス、子供用スニーカーなどで計四二点が公開された。チェックや水玉模様などの西陣織の生地を、神戸の組合加盟業者が加工し「神戸・西陣シューズ」と名付けて年内にも販売する予定だ。



独自ブランドで八王子織物をPR (東京)

 八王子織物の知名度を高めようと、八王子織物工業組合が新たに産地ブランド「マリベリーシティ」を作った。
 消費者に生地が八王子産であることを知ってもらう機会が少ないことや、安い中国製品などに対抗するため独自ブランドを作り、競争力を高めるのが狙い。
 「マリベリー」は英語で桑を意味し、絹織物の町・八王子の別称「桑の都」から名付けた。ネクタイの裏ネームやマフラーのラベルには「Mulberry City」の文字に桑の葉と実をあしらったマークを付ける。
 同組合では、まず組合直営の小売店で販売し、市内の団体などの特注生産から、ブランド名を浸透させていく考えだ。



竹炭ブームに乗ってお年寄り大奮闘! (山梨)

 身延竹炭生産組合が県から認可を受け、「身延竹炭企業組合」として新発足した。
 定年退職者や農家などの職人さんたちが窯を築き、特産の竹を焼き始めてから二年。部屋・冷蔵庫のにおい消しや、竹炭を焼く工程で出る竹酢液の殺菌効果などの竹炭ブームに乗って需要を伸ばしている。身延山参りの信者らの口コミの効果もあってか、県内外から注文がきている。
 また、くん煙処理した竹かごに竹炭を入れて新たに販売する。くん煙処理をすることで夏場の竹のかびを防ぎ、組合でも年間を通して細工できるようになった。
 同組合では研究室部門をつくり、建物の床下に竹炭を敷き詰め、湿気取りをする実験も進めるなど新製品の開発にも意欲的だ。


中小企業静岡(1999年 12月号 No.553)