「健康的な住まい」「住まいに関する助成金」「各家庭でできる地震対策」…。「大工さんによる地域住宅セミナー」が好評を博している。
静岡市の主に木造建築に携わる大工・工務店からなる組合員約六〇〇名で組織する静岡大工建築業(協)が、組合PR活動の一環として開いているもの。十月一日〜十二月十日(予定)にかけて、地域ごとの住民を対象に静岡市内の六つの公民館で行なわれ、各テーマごとに組合役員が講師を務めている。
地元の大工の存在やその技術・施行の利点を知っていただくのが目的で、最近は、欠陥住宅や新建材や接着剤に含まれる化学物質が原因とみられるシックハウス症候群など住宅をめぐる問題が浮き彫りになっているだけに、真剣に聞き入る市民の姿が目立った。
セミナー終了後は、「大工さんになんでも聞いて」と題した個別相談コーナーが設けられ、熱心な質問が続いていた。
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