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ビジネスレポート

商店街で子育て支援

富士宮駅前通り(商振)

空き店舗を活用した施設には、保育士2名も常駐する。

同組合の女性部「おかみさんの会」で昨年11月に始めた各種の子育て支援事業が、いま地域の評判を呼んでいる。
おかみさん会らで結成する「駅前姑団さぼってんファミリー」の加入者向けサービス事業の一環として実施するもので、育児施設の開放や同施設内での子供の一時預かりサービスなどを行なう。
施設は、商店街の空き店舗を改装したもので、保育士2人を常駐させるほか子育て経験のある会員らが子育ての相談にも応じている。また、市内のタクシー業者と連携して親子らを商店街などに送迎する「育児タクシー」や親子食育教室なども実施する。
口コミなどで評判を呼び、開始1ヶ月で親子105人が会員登録するなど、滑り出しは順調だ。
同組合は、平成12年6月より毎月16日に実施する商店街イベント「16市」を開始。以来、駅前商店街のイベントとして定着してきたが、地域のお年寄りや子供たちなどから、開催頻度を高めてほしいなどの要望が寄せられていた。そこで、3世代のふれあいを常態化させる手段として当事業の着手を決めた。なお、実施にあたっては経済産業省の補助を受ける。
同組合の増田恭子理事長は、「お年寄りから子供たちまで、地域の皆さんが触れ合い、時間を共有する場が不足している。商店街が、そうした場づくりのお役にたてれば」とのべた。

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