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ビジネスレポート

「がんばる商店街77選」に県内3事例

(商振)沼津アーケード名店街ほか

経済産業省・中小企業庁が発刊した「がんばる商店街77選」。

沼津アーケード名店街に設置された「まちの情報館」。

経済産業省と中小企業庁は、5月30日、地域の活性化に挑戦し成果を収めている各地の商店街を紹介する「がんばる商店街77選」を発刊した。

商店街再生に役立ててもらおうと全国の活性化事例を集約したもので、「にぎわいあふれる商店街」「アイデア商店街」「まちづくりと一体となった商業活動」の3項目に分類して、成功のポイントなどを写真を交えて紹介している。

このうち、本県からは沼津市の(商振)沼津アーケード名店街、静岡市の(商振)静岡呉服町名店街、浜名郡新居町のあらい商工葬祭協同組合の3組合が選ばれた。

静岡呉服町名店街は、「にぎわいあふれる商店街」の項目で選出。一店逸品運動の発祥地で、地権者も巻き込んだ長期的視野に立った商店街の賑わいづくりが高く評価された。

沼津アーケード名店街とあらい商工葬祭は、「アイデア商店街」として選ばれた。

前者は商店街の空き店舗を活用し、まちづくり活動の拠点施設「まちの情報館」を開設。市民、商業者等に開かれた活動の場を提供し、高い利用率が評価された。

後者は、地元商業者が協同組合を立ち上げ葬祭サービス業を運営。地元の慣習に熟知したきめ細かいサービスが支持を受け、町内の葬祭シェアは95%に達した。中小商業者による葬祭組合の先駆者として有名だ。