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大田区の先進工場などを視察
ものづくりへのこだわり学ぶ
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静岡県機械金属工業協同組合連合会
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▲絞り加工技術を披露する
北嶋絞り製作所の北嶋社長。
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本県工業界の振興を目的とする静岡県機械金属工業協同組合連合会は、六月十五日、東京都大田区京浜島の中小企業や協同組合の視察研修事業を行った。同事業には、連合会の会員企業など四○社が参加した。
大田区は、東大阪と並んで日本のものづくりを支える町工場の集積地として広く知られている。今回は、同区京浜島で創意工夫により経営成績を上げている会社二社と先進の共同事業を行う協同組合を訪問し、それぞれの代表者らと情報交換を行った。
小泉首相も訪れた株式会社北嶋絞製作所では、ヘラと呼ばれる道具を使い、一枚の平らな金属をさまざまな形に絞るその巧みな加工技術を見学すると共に同社の北嶋一甫社長が、ユーモアを交えながら技術・経営論を講義。ものづくりを愛する姿勢と「技能・技術」に裏づけされた提示価格へのこだわりを披露した。
また、組合と組合員が連携し「ISO14000」と「9000」の一括認定を実現した中央鍍金工業協同組合とその理事長企業である平和工業株式会社を訪問。ISO導入の背景やISOに則った改善指導を組合員相互で日常的に行う「内部監査制度」の導入効果、トップとして果たすべき役割などについて内藤雅文理事長ら懇談を行った。
同連合会の梶本忠恒会長は、「大変、内容の濃い視察研修。経営者の熱意に触れ、改めて企業はヒトなりを実感した。また今回は、全国組織である商工中金の情報網と視察当日に至るまでのきめ細かなサポートに助けられた」と商工中金の支援に感謝した。
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