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くみあい百景
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▲JR富士駅北口から
旧国道1号線までの商店街
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商店街でリサイクル
今年の九月からスタートした富士エコステーション。商店街が空き缶、ペットボトルのリサイクルを進めている。
組合が管理するオレンジパーキング管理棟のすぐ横に二台の機械を設置して、朝十時から夜七時まで、誰でも気軽に空き缶とペットボトルの回収に協力できる。
回収機に空き缶やペットボトルを投入すると、人気の野球やサッカーのゲームが始まる。当たりのゴールやホームランが出れば、商店街のサービス券や商店街の約六〇店から提供された各店の割引券やサービス券がもらえる。サービス券は、「商品二〇%オフ」や「食事二〇〇円割引」など。
回収された空き缶やペットボトルは業者や市に引き取られ、リサイクルされる。
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▲ 町の活性化に情熱を
傾ける伴野部長
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エコ事業が活性化の起爆剤
「この商店街には、大型店と比べてすばらしい個性を持った店が多い。しかし、その個性が点としてだけ存在し、他のすばらしい個性と結び付いていない。
エコステーションが、それらの点と点を、結び付ける線の役目を果たして欲しい」と新規事業導入に中心となって活動した伴野部長が話す。
エコステーションの開設式には、多忙な富士市長も出席し、施設の積極的な利用により、市民の街の美化やリサイクルに対する意識が促進され、商店街の賑わいに結び付けて欲しいと大きな期待を寄せている。
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お得な買物情報を提供
さらに、エコステーションの設置に併せ組合のホームページを立ち上げた。ホームページは、商店街マップ、特選品情報、エコ事業活動報告、近隣地域の催事情報など盛りだくさん。もちろん個店の情報も検索できる。欲しい物、気に入ったお店別での検索も可能。一年を通して商店街の活動と連動したホームページが基本コンセプト。
「商店街の活性化は、ハード面の充実だけでは駄目。しかし、ハードが無ければ、ソフトは動かない。ハードの充実とソフトのバランスが大切。一度、商店街に足を運んでくれたお客さんが、もう一度行ってみたいと思わせる街づくりが目標」と伴野部長は、組合員や知人のノウハウを総動員して、地域に密着した街の活性化に取り組んでいる。
今後、組合では、設置二二年を経過して、所々傷みも見え始めたアーケードの改修にも、意欲的に取り組んで行く。
様々な新たな事業の展開により、組合員の意識が共通化され、結束力も一層高まっている。
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中小企業静岡(2001年 11月号 No.576)
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