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・・・情報と活用
「表計算ソフトと
 データベースソフト」

 
知っておきたい。ソフトの特長!
静岡県ソフトウェア事業協同組合
(株)モアソン ジャパン


●表計算ソフト
 一般的な事務において集計表を作成するというケースは頻繁に行われています。こうした集計表を作成するために生まれてきたものが表計算ソフト(スプレッドシート)と呼ばれるものです。二次元の表形式のシート中に計算式を埋め込み、集計表の作成効率を上げることを目的に作られました。縦横の合計はもちろん、項目間の計算についても項目に計算式を埋め込むことができるため、複雑な計算も自動的に実行することが可能となります。また、ワープロ機能の一部及び簡単なグラフ機能をあわせて持ち強力なビジネスツールとして広く使用されてきました。
 表計算ソフトは米国のビジコープ社の「VisiCalc」から始まり、ロータス社の「Lotus1-2-3」やマイクロソフト社の「Excel」が現在代表的な表計算ソフトとなっています。
 表計算はワープロ代わりに使用することも多いものです。特に文書の中に、計算を必要とする項目が多い場合には非常に威力を発揮します。
 表計算ソフトの代表のひとつである「Lotus1-2-3」はロータス社の製品です。表計算として過去、最も使われてきたものです。その特長は使いやすさにあります。計算機能だけでなく、グラフ機能も古くから備えています。Windows対応版も販売されており、かなり多くのユーザーを持つポピュラーな表計算ソフトといえます。表計算ソフトのもうひとつの代表「Excel」はマイクロソフト社の製品です。同じマイクロソフト社の製品である「Word」、「PowerPoint」とセットで製品名「Office」としても販売されています。その特長は高い機能を持つこと、Windowsとの親和性が良いことです。また他のアプリケーションソフト(Word等)との連携にも優れています。Windowsの広がりとともにますます利用されていくことが予想されるソフトウェアです。

●データベースソフト
 パソコンを使って何らかの仕事をしようとするとき、表計算やワープロ以外に、ある目的を持ったデータを扱うことが必要になります。こうしたデータを扱う仕組みのひとつにデータベースがあります。
 具体的な例として、住所録を考えてみましょう。住所録にはお客様の氏名や住所、電話番号等が登録されます。一度登録しておけば、年賀状の宛名の印刷とか、ダイレクトメールの印刷に利用できます。また大量のデータの中から、例えば住所が浜松市のデータだけを取り出したい時もデータベースソフトを利用して簡単にできます。このようにデータベースソフトは大量のデータを効率よく蓄積し、高速に取り出せる仕組みを持ったソフトウェアです。
 データベースソフトにはAccess、桐、Paradox、dBASE等のたくさんの種類がありますが、その代表格「Access」について解説します。
 「Access」はマイクロソフト社の製品です。Word、Excel等のマイクロソフト社の製品群のひとつとして位置づけられるものです。大量データ蓄積、高速検索はもちろんのこと、「Access」のみで本格的な業務システムを開発できることが大きな特長です。Windowsを背景とした業務システム開発のツールとして今後増々利用されることが予想されます。


中小企業静岡(1997年 2月号 No.519)