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 「くみあい百景」 
 編集室だより 



くみあい百景



地の利、人の和、時の運

 設立から二年弱。初年度の実績は当初計画の約九割を達成。組合員も気心の知れた一人が加わり現在は五人。渡邉理事長は「設立時は正直どこまで仕事が
入るのか不安でした。地の利、
人の和、時の運に恵まれましたね。いい時に設立できました。
 組織化のメリットはたくさんありますよ。個人だけの時より互いの技術を見て習得しあえるのでスキルがアップ。また組合ですので役所などにも出入りしやすく世に出るチャンスが拡大したのを感じます。OLの時より話す機会も多く、女性ながら度胸がついたと思いますね。
 驚きは活動の幅が拡がったこと。これまでは富士宮と富士だけでしたが伊東、浜松まで仕事をいただいています」と話す。

次を見据えて事業を模索




▲「個性が調和していい感じ」
 と語る渡邉理事長

 二年目の今年度も順調に推移。
組合の将来像について理事長は「次に何をしていくかです。他社と差別化を図るにはコンサルティング経営力の強化ですね。
 単なる講師でなく、パソコンを導入したが、どうも効果が…という企業に、パソコンを活用した仕事や事務の流れ、道筋を示していく「企業事務の個別コンサルティング」や組合の総会のマニュアルのような「事例集等のパッケージ化商品開発」などを視野に入れています。
 女性ばかりの五人組ですが、個人個人が得意分野のほか別々の個性を持ち合わせています。
組合のロゴ入りの名刺もそれぞれ色分けされていますが、性格にマッチしていると思います。何事も取り合うことも押しつけ合うこともなく、うまく調和できていますね」と言う。
 先端でなくても端っこでいいから、時代の波に乗っていたい…そんな五人がさらに技術とノウハウを重ね合わせて、可能性に挑戦していく。



中小企業静岡(2004年2月号 No.603)