|
|
|
清水国産材加工事業協同組合
|
自然に溶け込む優しい木肌
|
〒424−0403
清水市和田島555番地
理事長 片平成行
組合員 11社
TEL:0543−96−3949
FAX:0543−96−3549
|
|
|
|
|
|
▲ 清流興津川に近い組合木材加工場
|
国産木材で地域振興
活力ある森林は、水を貯え、澄んだ空気と、清らかな水を人に提供する。森に育つ木材は、軽くて丈夫、使い易く耐熱性、調湿性に優れ、肌触りが暖かく人の健康に優しい素材。
さらに、木材は加工時のエネルギー消費量が他の素材と比べ小さく、製品の再利用もしやすい。限りある資源を無駄なく繰り返し利用できる。
健全な森林作りと、森の恵みを最大限に生かすため、清水市の北西部、興津川流域の閑静な地域で様々な木製品が生産されている。
組合は、昭和六三年に行政機関の支援などを受け、森林組合、育林、製材業者などで設立された。組合では、組合員が扱う地域で生産された木材の加工や、間伐材を有効に活用した建築用材、ウッドブロック、ベンチ、案内板、身近な小物など、木が持つ特性を生かした様々な製品を生み出している。
間伐材の有効利用で林業再生
現在、国内で消費される木材の内、国産材が占める割合は、二〇%程度。昭和六〇年当時は三五%位あったものが最近大きく落込んでいる。
国産材の利用が減った理由は、円高により安価な輸入材が増えたこと。さらに、国内林業の採算性の悪さが原因とされている。
国内の森林の四〇%を占める人工林の多くは、昭和三〇年代から四〇年代にかけて植えられたもので、植林後三〇年から四〇年経過している。この時期は、下草刈りなどの作業が必要で、これを怠ると森林の健全性が急速に低下し病虫害、土壌の流失が起きやすくなる。
組合では、製材装置・剥皮装置・乾燥機などを備え、森の恵みを様々な商品に変えている。
特にウッドブロックは、間伐材や小径木の需要拡大をはかるために考案された木製の土留めブロックで、軽くて運搬も簡単。 加重が分散される構造のため、土圧に対する抵抗力に優れている。木製ブロックの間に潅木を植栽することも可能で、自然環境に良く馴染む。
さらに、取り外しも可能で、簡単に別の場所へ移動もできる。
環境に優しい製品と各方面での評判も高く、扱い高も年々増加して、組合の主要商品の一つとなっている。
|
|
|