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若者の職業意識は?

高校進路担当者と意見交換

静岡県中部青年中央会



意見交換するパネラー。
企業、学校双方の
現場指導での悩みの声も…。


参加者も白黒ボードを使い意思表示。
パネラーと一体となった
やり取りが続いた。
当日は30代を中心とした
若手経営者・後継者ら65名が出席。
中部青年中央会30年の活動のなかで
巣立った諸先輩の多くは
現在、県内各業界や
企業の中枢として活躍されている。



 県中部地区の若手経営者・後継者ら十三青年部・四三〇名でつくる中部青年中央会では、一月二七日、創立三〇周年記念事業の一環として、「中小企業後継者と学校関係者との意見交換会」を静岡市の静岡グランドホテル中島屋で開いた。
 人材の活用・育成は、企業経営の将来をきめる重要課題。中小企業にとっては即戦力だけでなく、さらに自身の右腕となるような人材を育てていく必要がある。フリーターの急増、離職率の増加など、その意識が変化しているといわれる若手の育て方と将来の企業づくりを考えていくのが目的で、テーマも「二一世紀、若い人に魅力ある企業を目指して」とした。
 企業側(中部青年中央会)からは、産廃、土木建設、金属工業の後継者三人、それに県立島田工業高校、静岡市立商業、静岡北高の就職担当者の三人がパネラーとして、意見を発表。
 「知名度が企業人気の要因となっている」、「履歴書の志望動機を他人に頼むような職業意識の低下した学生の存在」などの問題や、大企業とは違う中小企業の魅力を若者にアピールしていく手段の必要性などの課題も浮き彫りにされていくなかで、参加者はそれぞれに今後の人材育成のヒントを掴んでいった。


中小企業静岡(2001年 3月号 No.568)