「二一世紀にむけて・組合事務局の未来を探る」をメインテーマに、平成十一年度組合事務局代表者会議が開催された。
十一月十九日、会場となった静岡市「静岡ステーションホテル」には、県内各地から一〇〇余名の組合事務局責任者が参加。
今回は組合活動を、そして相撲の世界を陰で支えて活躍されてきた二人の講師の体験談を中心に研修した。
魚滓処理事業を中心に技術・新製品開発、共同受注等の積極的な展開を支えてこられた全大阪魚蛋白事業(協)の今井光夫事務局長からは、組合活動の体験を通し「事務局は、単に計算・庶務を扱う事務員ではないことを意識し、一定の成果をあげなければならない」ことを強調。また、「自分の業種は大丈夫という安堵な気持ちを捨て、人の話ではなく自分の目で確かめながら展開をはかれる事務局兼コンサルタントであるべき」ことを説いた。
一方、元大相撲呼び出し三郎として活躍された荒俣武雄氏は、呼び出しだけでなく、床山、アナウンサーなど他の相撲を支える人物にも焦点を当て、そのうえで(相撲という)組織が成り立っていることを力士のエピソードを交えながらお話しされた。
出席者らは、自らの組合での活動ぶりを振り返りながら、二一世紀にむけた新たな組合運営のヒントとすべく真剣に聞き入っていた。
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