富士の叫び   フラッシュ  特集  ケーススタディ ネットワーク
役場の自慢話  組合にしひがし  あるある全国おもしろ組合  300字登場  編集室便り

●茶祖三国師を祭る茶祖堂で「献茶式」を挙行

静岡茶商工業(協)

 静岡茶商工業(協)では、四月二八日、静岡市臨済寺の茶祖堂で、業界の発展を祈願する「献茶式」を執り行った。
 当日、組合や業界関係者が列席するなか、小林理事長、静岡市の福井助役、静岡茶業青年団の鈴木団長の三氏が、静岡茶の茶祖としてこの堂に祭られる栄西禅師、聖一国師、大応国師の三国師に新茶を捧げた。
 「献茶式」は、組合創立当時から続けられている行事で、当初は臨済寺の本堂で行われてきたが、昭和四三年に有志により茶祖堂が建立されてからは、ここで行事が執り行われるようになった。
 献茶式終了後、茶祖堂隣の茶室「壷中庵」で新茶がふるまわれ、参加者は“茶祖”を想いつつ新茶の味を堪能した。
▲組合の小林理事長らが三国師への献茶を行った。

 

●三国師
栄西禅師: 宗の国から茶の種を持ち帰り、福岡県背振山の麓にこれを植えた。これが茶の栽培の始まりといわれる。
聖一国師: 師の故郷である駿河の国に茶を植えた。静岡茶の元祖といわれる。
大応国師: 草庵式茶道の創立者

フラッシュ一覧


 中小企業静岡(1997年06月号 No.523)
目次に戻る