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編集室便り

今月の特集は「農商工連携」。経産省・農水省が省庁の垣根を取り払い、農林漁業と商工業の連携による相乗効果で地方を活性化しようとする試みだ。

「省庁の壁を超えた施策」で真っ先に思い浮かぶのが「道の駅」。その数は全国で800ヵ所を超える。本県にも19ヵ所設置され、温泉施設をもつ「道の駅」は、週末ともなれば、順番待ちをする車が車道に溢れる盛況ぶりだ。

各所とも、主要道路沿いという「地の利」もあるが、温泉や観光施設などの併設やご当地の農産物・特産品販売など、「地域資源」を丸ごと活用したサービスがウケている理由のひとつではないだろうか。

単なる通過点、休憩施設ではなく、そこに行けば何かある、足を運んでみたい、そんな施設が増えれば、おのずと地域に活気が戻るのでは、とこの夏、奥飛騨のある「道の駅」で感じた。(住川)