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昭和43年10月1日 |
CHUOKAI MONTHLY 2007 September No.646 国際アビリンピックには、静岡県選手11人が日本代表として出場。 機械組立 増田中夫さん
静岡県自転車軽自動車商業協同組合から増田中夫さん(富士市・サイクルショップナカオ)が「機械組立」に出場する。 40年ほど前に自転車の魅力にとりつかれた増田さんは、旧国鉄で機関士として働きながら、数多くのロードレースに出場。さらに、退職後に自転車店を開業したほどの自転車好きだ。 自転車の一部を分解、その後正しく組立、調整を行い、完成車に仕上げる技能を競う「機械組立」。ポイントはその工程の半分を占める後輪のスポーク着脱作業だ。 「ギアが付いている後輪は、中心を合わせる調整が難しい。通常そのズレは2ミリ以内ですが、大会では1ミリ以内とさらに精確さが必要となります」。 ミリ単位の調整には、僅かな音も聞き漏らさない集中力が欠かせない。 速さも必要だ。前後輪の全スポークを迅速に着脱できるよう、ストップウォッチを脇に置き、練習を繰り返す。 昨年10月、国際大会の予選会も兼ねた全国障害者技能競技大会では、サドルが少し曲がった状態で競技を終えた。 世界一流の選手が集う国際大会では、サドルの位置やブレーキワイヤーの末端処理も勝負を左右する。細部に至るまで、入念なチェックが必要となる。 「国際大会は、世界の一流の技を間近でみることができるチャンス。また日本人の腕を世界に認めてもらう絶好の場です。全国大会での失敗を教訓に、力を出し切りたい」と笑顔で抱負を語る。 同組合の篠原賢一理事長は、 「世界の技を知り、後進に自転車組立の楽しさを伝えてほしい。健闘をお祈りします」と期待を寄せる。 関連リンク
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