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ビジネスレポート

しずおかふるさと食品コンクールで「こだわりの味餃子」県知事賞

静岡県食品産業協議会

審査テーブルでは、材料、工法、マーケティングなど様々な面から議論が交わされた。(上)
県知事賞は善食の「こだわりの味餃子」が受賞した。

県内農水産物の魅力をいかした加工食品の開発を促進しようと「しずおかふるさと食品コンクール」が1月24日、静岡市で開催された。

会場となったツインメッセ北館会議室では、県内の中小食品メーカーや農業者などから乳製品や練製品、和洋菓子など60点が展示。出品者は6テーブルに別れ、商品ごとに加工・流通・デザインの専門家らの審査を受けた。

各テーブルでは、出品者が「味」「価格」「原料」「創造性」「デザイン・ネーミング」などの項目について説明した後、審査員がそれぞれの立場から質問や助言をしながら点数をつけた。

ある審査テーブルでは、材料や工法に関する質疑応答や競合商品と比べた場合の価格差・優位性に関する意見交換が行なわれるなど、出品者と専門家との間で真剣な論議が交わされる場面も見受けられた。

その結果、最高賞の県知事賞は有限会社善食(藤枝市)の「こだわりの味餃子」が、優秀賞の県議会議長賞はヤマク山本喜知男商店(焼津市)の「ゴマ鯖の糀漬け」がそれぞれ受賞。そのほか、大庭昌子さんの「米っこパイ」や寺彦製粉株式会社の「県産小麦のざるうどん」など4点が優良賞に選ばれた。

県知事賞の「こだわりの味餃子」は、県産の麦豚や小麦粉などを使用。また駿河湾深層水を活かした県産へのこだわりと味、食感の良さが高い評価を得た。