特 集 
 凖特集 
 「くみあい百景」 
 編集室だより 







▲会場となったツインメッセには
 75社、4000点の新作家具が並んだ。

「シンプルモダン」
「和風モダン」等が主流に


静岡県家具(工)

 同組合は、静岡市のツインメッセ静岡で「シズオカ『KAGU』メッセ2004水無月」を六月一日から五日間の日程で開催した。
一日から三日間は業者商談会、四、五日の両日は一般に公開された。
 組合は業界の低迷を打開しようと平成十四年度から業界の将来像を模索し、本年五月にビジョンと一○の行動基準を策定した。これを受け、今後様々なプロジェクトが具体化される予定だが、今回のメッセはその第一歩として実施。「DESIGN is POWER 新しい私たちを見てください」をテーマに、組合員七五社が新作およそ四千点を出展した。 展示商品の傾向として、デザインでは(1)シンプルモダン(2)和風モダン(3)無垢板を使用した手づくり家具などが多数を占めたほか、色は(1)明るい自然色(2)ダークブラウンの多用が目だった。
 また、異業種連携の進展を図るため、県内外から募った新鋭デザイナーの試作家具を会場内ブースに展示。組合員や来場者にとって、気に入ったデザイナーや試作家具を掘り出す格好の場ともなり、双方の業界にとって活性化につながるものと期待されている。
 同組合の大村栄一理事長は、
「企画力・デザイン力が静岡家具の伝統とされてきたが、それにあぐらをかくことなく企業間、他産業とのコラボレーション(協創)を進めることで、より市場性の高い商品づくりをめざす」と語った。



中小企業静岡(2004年7月号 No.608)