特 集 
 凖特集 
 「くみあい百景」 
 編集室だより 







▲セミナーには耐震補強に
 関心をもつ50余名が出席した。


▲耐震診断や耐震補強には
 行政の補助金が用意されている。

「我が家の地震対策セミナー」を開催

静岡耐震補強・福祉住環境工事(協)

 同組合は五月二九日、静岡市の県防災センターで「我が家の地震対策セミナー」を開催した。当日は、地域住民など五○余名が出席し、耐震補強に関する対策について熱心に耳を傾けた。
 東海地方に予想される大地震への関心が高まる中、当組合は発足以来、耐震補強の専門家として各種の啓蒙活動を実施してきた。
 当セミナーはその一環として行ったもので、今回七回目を数える。組合より、在来工法による木造住宅の耐震精密診断や補強計画立案に関する講義を行った後、スライド上映による地震に弱い家の事例紹介や補強工事のポイントについて助言があった。
 続いて、静岡市建築指導課の安全推進担当職員より静岡市の安全対策事業に関する紹介や県・市によるプロジェクト「TOUKAI(東海・倒壊)ゼロ」に関する補助金制度の説明が行われた。
 組合によれば一件あたりの平均耐震補強工事費は一七○万円程度で、そのうち、高齢者住宅の割増を含め最高で五○万円の補助金を受けることができる。
 同組合の相場嘉男理事長は、
「まだ、大地震は他人ごとのように思われる方が多い。組合の活動を通じて一人でも多くの命を守ることが、業界でお世話になった恩返しになる」と述べた。



中小企業静岡(2004年7月号 No.608)