県内HP大集合 
 富士の叫び 
 特集 
 視 点 
 くみあい百景 
 新役職員基礎講座 
 編集室だより 







新社会人に期待 人材育成事業がスタート


従業員の育成に向け美容師養成学校を開設

ビューティーしずおか(協)




▲組合員自らが講師も務め、長年培ってきたテクニックを伝授。


▲新たに開設された美容師養成学校

 消費者の理美容店の選択は、今は近くにあるといった距離ではなく、ファッション感覚とその技術、価格といった基準で行われる時代。これに大手チェーン店の展開等も加わり、理美容業の経営は高いファッション感覚と原価計算を含むコンサルティング能力を必要とされている。
 こうした中、平成十四年四月の美容師法改正に伴い特例措置が廃止となり、今まで可能だった店舗での無資格者の美容業務が禁止に…。雑用に限定される新卒従業員を雇用しにくくなったことから、将来的な人材不足が危惧されている。
 そのため、浜松〜相良地区を中心に展開する理美容店十事業所で組織するビューティーしずおか協組(久保田治良理事長)では、各店舗採用の無資格従業員を対象とした、美容師養成講座を開設。組合共同事業として美容師養成施設(静岡アルス美容学校)の運営をスタートした。定員四〇名の二年制。既に第一期生が美容師への夢に向かい、研修に励んでいる。
 美容学校の校長を務める平野晴一理事は、「美容師という仕事は、テクニックと同時に、お客様とのコミュニケーションが求められる。サロンでどういう人材が必要とされているかを重点に、豊富な実務経験を持った専任教員が指導にあたっていきたい」として、若手の成長に期待している。


中小企業静岡(2003年 5月号 No.594)