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県では、大量生産、大量消費、大量廃棄の社会経済システムを見直し、資源循環型社会を構築するため、平成7年2月に「静岡県ごみ減量化推進計画」を策定。
この計画を実行するため、県民、事業者、行政関係者で構成する「静岡県ごみ減量・リサイクル推進委員会」を組織、平成10年2月に「ゴミ減量・リサイクル実践行動計画」を策定し、以来、主に次のような取組みを行っている。
県民、事業者、行政がそれぞれの立場で実行可能なことから取り組むことにより、ごみ処理経費の低減や最終処分場の延命のほか、環境への負荷の少ない循環型社会の構築が可能となることから各方面への協力を求めている。
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■「静岡県ごみ減量・リサイクル推進委員会」の構成
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消費者団体
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静岡県消費者協会 静岡県地域女性団体連絡協議会 他 |
生産者団体
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静岡県中小企業団体中央会、静岡県農業協同組合中央会 他 |
流通関係団体
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静岡県百貨店協会 他 |
リサイクル関係
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静岡県製紙原料商業組合 |
行 政
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静岡県市長会・町村会、静岡県 |
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■目標
・排出の抑制;平成12年度末までに、県民1人1日あたりのごみ排出量(予測量1186g)を、平成4年度レベル(947g)に抑制する。
・資源化の促進;平成12年度末までに、省源化率を10%に引き上げる。
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■現状
・平成9年度の県民1人1日当たりのごみ排出量は997gで、伸びは抑制されているが、削減までには至ってない。
・平成9年度の資源化率は9.0%(平成4年度は6.2%)で着実に目標に近づいている。
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■実践行動計画
・平成11年度は、その容積が大きく使い捨てとなる「包装使用の抑制」、重量で約30%を占める「生ごみの発生抑制とリサイクルの推進」、リサイクルの流れが止まらないよう「再生品の普及拡大」を重点的に推進している。また、団体ごとの個別目標を次のように掲げている。
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■団体別個別目標
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消費者団体
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資源ごみの分別徹底、集団回収への協力 |
事業者団体
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減量と再生品の普及 |
市 町 村
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ごみ処理有料化の検討、堆肥化施設の貸与・補助推進、
資源ごみの分別徹底、集団回収への助成推進 |
県
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県民への周知、団体間の連携 他 |
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■ごみ排出量と省源化率の推移
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年度
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排出量
静岡県(t/年)
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1人1日排出量(g)
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省源化率
静岡県(%)
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静岡県
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全国平均
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4
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1,281,767
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947
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1,104
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6.2
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5
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1,289,875
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950
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1,103
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7.6
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6
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1,299,960
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954
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1,106
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8.3
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7
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1,308,831
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959
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1,105
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8.2
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8
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1,362,727
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996
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1,110
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8.0
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9
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1,367,307
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997
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-
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9.0
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中小企業静岡(1999年 11月号 No.552)
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