特 集 
 多士済済 
 視 点 
 編集室便り 




いわし削り節の認知度向上へ研修会

蒲原町削節商工業協同組合


▲「PR次第ではいわしも健康ブームに
乗るのでは」と期待する講師の樋口代表。
 高同組合は蒲原町の特産品であるいわしの削り節を業界一丸となってPRしていこうと、一月二四日、組合研修会を蒲原町商工会で開催した。
 同研修会は中央会の補助事業の一環として行われたもので、組合員ほか石川豊冶蒲原町長ら行政、地元商工会など合わせて二五人が出席した。
 リジョナルサイエンス事務所の樋口貞夫代表が、昨年末に組合が行った「いわし削り」に関する消費者向けアンケート結果を踏まえ、現状の問題点や今後の課題について検討した。
 樋口代表は、
「『化学調味料』や『かつお削節』など競合商品に押され、スーパーなどの商品棚にはいわし削節の扱いスペースがないなど、売り場や販売網でも不利を蒙っている。
 しかし、カルシウムがかつお節より多く含まれ、牛乳と比べて二○倍もある。健康ブームの追い風もあり、PRの仕方次第でブームに乗ることもできるのでは」と述べた。



中小企業静岡(2006年3月号No.628)