富士の叫び 
 FLASH 
 特 集 
 静岡労働局から 
 シリーズ「くみあい百景」 
 編集室だより 



特 集



 ■太陽族 1956年(昭和31年) 

「太陽族」という言葉の原典が当時の一橋大学在学中の学生作家、石原慎太郎の書いた小説「太陽の季節」にあることはあまりにも有名。当時にしてみれば内容が過激な、『衝撃のデビュー』だった。
石原慎太郎の髪型をまね、前髪を垂らしたスポーツ刈り、いわゆるシンタロー刈りにアロハシャツ、サングラスで夏の海辺を歩き、奔放に遊びまわる若者たちは太陽族と呼ばれた。
それは「もはや戦後ではない」と経済白書が記述した年でもあった。



 ■竹の子族 1980年(昭和55年) 


この頃、毎週日曜日になると代々木公園に奇抜なファッションの若者たちが集結して踊りまくる姿が見られるようになった。彼らは原宿のブティック「竹の子」(1978年開店)で売られている独特の衣装を着ていることから「竹の子族」と呼ばれた。
ハッピ風ガウンにハーレムパンツ、名札、バッジ、ヘアクリップ、ぬいぐるみなど様々な小物をつけ、パフォーマンスをしていた。
最盛期(1980年)の夏にはグループにして30余り、1,200人ほどにもなった。


中小企業静岡(2003年 7月号 No.596)