富士の叫び 
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 くみあい百景 
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 編集室だより 



くみあい百景




▲気候がよければ野外で食事(後列スタッフ)

対象は年寄りから子供まで

 組合では、お年寄りのデイサービスのほか、子育て支援に関する相談も受け付けている。
 不登校児童や生徒達を受け入れ、子供たちには家庭や学校とは違う、もう一つの新しい居場所になっている。
 組合は、試行錯誤を繰り返し、高齢者から子供まで幅広い世代が、自由な時間を過ごせる「暖かい家作り」を目指している。

企業組合で地域を活性化

 企業組合は、参加する人々の責任区分が明確な組織。会社と比べて少ない資本で設立が可能、創業時のリスクの分散もはかりやすい。
 さらに、組合員には一定の割合で組合事業に従事することが義務づけられ、平等な協力関係が構築しやすく創業に適した組織と考えられている。
 組合で、事務面を主に担当する小川副理事長は「企業組合に、他の福祉団体のような寄付金などの扱いで税制面の特典があれば、もっと強力な組織になる。将来は、現在のデイサービスから二四時間体制のグループホームが出来るように、人や設備を充実させて行きたい」と企業組合のあり方、将来を熱く語る。
 地域に生まれた組合が、地域の人々に支えられ、地域のために活動を続けていく。


中小企業静岡(2003年 3月号 No.592)