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「丹後ちりめん」の絹成分でお肌ツルツル入浴剤(京都)
「丹後ちりめん」の製造過程で捨てられていた絹成分を再利用した日用品を丹後織物工業組合などが売り出して好評だ。
同組合では、昨年二月に絹の成分「セリシン」入りの入浴剤「まゆのお風呂」を発売。肌がツルツルになると評判をよび、既に一万五千本以上が売れている。
セリシンは生糸に含まれるたんぱく質。蚕を風雨や湿気から守る役目をしており、肌の水分を逃さない効果があるという。これまでは糸の表面についているとシャリシャリするため、洗い流していたものだ。
セリシン入りの化粧品も販売済み。今後はシャンプーなども出す予定。「肌を守る効果もあるので、紙おむつに塗って肌触りをよくするなどの用途も考えられる」など、期待は大きい。
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宇都宮餃子が東京進出!商標登録も(栃木)
協同組合宇都宮餃子会では、昨年七月に東京・池袋のテーマパーク「ナムコ・ナンジャタウン」に宇都宮餃子を紹介する共同店舗「東京来らっせ」を開設。飲物などを含め、売上げが百万円を超える日が出るなど、好調を維持している。
この「宇都宮餃子」は既に同組合の申請に基づき商標登録済み。また、宇都宮市中心部への「餃子横丁」建設を目指して研究会を開くなど「宇都宮餃子」のブランド確立へ向け、さらに動きを活発化させている。
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アルミニウム合金鋳造の鋳湯工程を完全自動化(愛知)
自動車メーカーをはじめとするアルミニウム合金製部品の鋳造工程では、鋳造品の高品質化、低コスト化、省エネルギー化等のため、電磁ポンプによる連続供給ができ、かつ密封化した鋳造システムが注目されている。しかし、高温のアルミニウム合金溶湯におけるシステムの耐久不足が最大の技術課題となっていた。
これに対し、協同組合名古屋テクノ(組合員五社・異業種連携組合)では優れた非濡れ性と耐熱衝撃性のあるチタン酸アルミニウムセラミックスを溶湯接触部材に適用するとともに、リニア誘導方式の電磁ポンプによる自動溶湯供給システムの開発を企図。特許の出願、学会での発表などの形で成果がまとめられ、さらに個別ユーザーへのプレゼンテーションも終わり、事業化へのステップに入っている。
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