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 清水設計監理協同組合
 環境変化に組織で対応
〒424−0923
清水市幸町10−38
理事長 天野 勝次
組合員   11名
出資金 550
万円
TEL/FAX:0543−36−3200





▲昨年度、組合が共同受注で管理
業務を行った清水駅東口駐車場

情報化の進展が業界を変える

 急速に進展する情報化社会。それぞれの業界が新しい時代への対応を求められている。
 これまでの設計業界は、それぞれの業者が様々な設計ソフトを利用し、データの受け渡しもフロッピーディスクなど、持ち運びできる媒体が主流であった。
 しかし、ネットワークの普及により、迅速かつ大容量のデータの受け渡しが可能となり、組合にも新たな活動の在り方が求められている。
 平成八年、県内の幾つかの地域で設計業者による組合が設立された。
 清水地域では、清水港に計画されたFAZ(輸入促進計画)構想への対応、清水市内の鉄工業者が作る工業団地の設計業務の受注をきっかけに組合が設立された。

情報の共有でコスト削減・品質向上

 組合の設立当初は、設計業務の受注をメイン事業として活動してきた。
 しかし、ここ数年は組織として、急速に進展する情報化社会にどう対応するかが、組合の重要な事業となっている。
 国は、e‐Japan構想で電子申請や電子調達が、全面的に可能となる環境作りを、二〇〇三年までに整える計画を積極的に進めている。
 さらに、設計業界では、国土交通省を初め、全国の各自治体が電子入札など、建設CALS(他機関との間の情報の交換・共有を電子化し、コスト削減・品質向上を目指し、事業全体の効率化をはかる)の導入が進められ、その対応が重要なテーマになってきている。


中小企業静岡(2002年 10月号 No.587)