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山本 忠史 

静岡県青年中央会会長


各地区青年中央会の
パイプ役を果たす



 今年五月静岡県青年中央会会長に就任した山本忠史氏。昨年までは、静岡県青年中央会副会長・静岡県西部青年中央会会長を任され数々の事業を行い実績は十分。また静岡県青年中央会自体では、今年二月「静岡県青年中央会三十周年記念式典」を行った。今年度は、県青年中央会は三一年目を迎え山本会長が新たに青年中央会のページをつくる。

厳格なイメージを持つ

―山本さんが、青年中央会に入会したときの印象は。
山本 静岡県電気工事組合浜松支部の一員として初めて西部青年中央会の総会に出席したときに、厳格な会だとイメージを持ちました。また、当時の会長の発案で行った研修会では、一晩かけて自分の考えを包み隠さず発言するトレーニングを行いました。自分にとっては、子供時代を除いて自分の本心を率直に人に話す事はありませんでした。これが青年中央会の精神の基本だと思いました。
―西部青年中央会会長から静岡県青年中央会会長になられたわけですが。
山本 西部の会長当時は、静岡県青年中央会の副会長も兼ねていて、青年中央会の役員会イコール県青年中央会のイメージがありました。しかし、前会長が静岡県青年中央会の実体は、三十周年記念式典を通じて各地区会員の集合体ということを会員全員にPRしたと思います。

県下の会員が一体化

―関東ブロックの会合などをどのようにお考えですか。
山本 東部の組合の商圏と西部の組合の商圏は、同じ静岡県内でも同じではありません。 東部の組合は、主に関東圏、西部の組合は中京圏を含んでいます。そのような意味で、関東甲信越静ブロック協議会等で他地域の方々との交流を積極的に行うことは我々にとって非常に良い機会だと思っています。また、四地区に分かれている事をうまく利用して、静岡県のパワーをまとめていきたいですね。
―山本さんが考える青年中央会会員とは何ですか
山本 やはり、自己研鑽であり、ネットワークを作ることだと思います。中小企業の社長や専務が貴重な時間を使って会合に出席したり、手作りの作業を行う。もちろんそれ自体が企業の利益に直結する事は少ないです。しかし、企業の利益にこだわらずに作り上げた信頼関係は、いつまでも継続しやすく個人の財産にもなると思います。

▲合気道はリフレッシュ法の一つ

―いろいろお忙しいと思いますが、リフレッシュ法は何ですか。

山本 週二回ほど合気道をしています。去年の暮れに三段を取得しました。合気道では年齢や性別を問わずに、誰でも自分の体力にあわせて習うことができます。合気道の考え方は、武器を持っている相手に武器を使わずに相手の攻撃を防御する事です。この合気道では、相手の意思を察知する為の訓練になりますので、普段の人間関係でも役立ちます。また、練習の最後で黙想をすることで、一日の仕事やプライベートの事についてじっくり考える事が出来て、ストレスの解消にもなります。
―他に何かご趣味はありますか?
山本 バイクに乗ったり無線をしています。バイクは、年二回ツーリングをしています。また、無線も高校二年の時に取得して、地球の裏側の地域の人とも英語で交信しています。
―これからどんなことをしたいですか。
山本 時間があれば妻と山に登ったりして自然に親しみ、花や木の名前をできるだけ覚えたいと思います。



若手青年経営者として、新しい分野に挑戦し、物事を完結するタイプ。二十一世紀の社会に生き残るには、現状に満足せずに未知の分野を開拓する気持ちを持ち続け、実行することであろう。


中小企業静岡(1998年 7月号 No.536)