湯の国復活のシナリオを考える
「湯の国コーポラティブフォーラム」を開催

                         中央会 沼津事務所
      ▲小田社長と静岡新聞・静岡放送の小谷勇東部総局長がパネラーに、
      そして、中央会水上専務理事がコーディネーターになって意見を交換した。

 伊東、熱海など、伊豆半島の中部以北八町一村を対象に、温泉をはじめとした豊かな観光資源に恵まれた`観光王国aの復権を考える「湯の国コーポラティブ フォーラム」が、二月二六日、伊東市のホテルラヴィエ川良で開催された。
 当日は、地元伊東をはじめ、土肥、修善寺などから、温泉旅館の組合関係者一〇〇人が参加。地域の魅力や観光産業をもり立てる方法について、基調講演や全体討論会を通じて考えた。
 基調講演では、(株)加賀屋社長の小田禎彦氏が講師となり、「地域の活性化は交流人口をいかに増やすかである。このためには、いってみたいという魅力を育てていくことが必要。そのためには、地域で観光に携わる者が協力して取り組むことが大切であり、個々の競争とは区別する意識を持つべき」と、協調と競争を明確に区別する意識の重要性を強調した。
 一方、このあと行われた討論会では、「地域の特性を育て、これを観光の振興に反映させるためには、行政の区画にとらわれることなく、その特性を生かしうる地域が連携して取り組むべき」といった意見が出された。
▲(株)加賀屋小田禎彦社長が、「湯の国
 復活のシナリオ」と題して基調講演した。

▲一〇〇人が参加して,観光王国の復権に
 必要なものは何かを考えた。

中小企業静岡(1998年 4月号 No.533)