明るい事務所作りを
心がけています


 静岡県家具工業組合 事務局

 島 村 洋 子

組合優良職員表彰を受賞

 静岡県を代表する家具組合の事務局に勤める。今年一月に中央会が開催した表彰式典で、組合優良職員として中央会会長表彰を受賞した。
 「感激しました。組合員や事務局の皆さんのおかげです。気持ちを新たにこれからもがんばります」と喜びを語る。
 組合に就職したのは昭和50年。以来、事務全般を担当する一方、各種イベントの運営など、多様な組合事業に携わってきた。
 「いろいろな事業を活発にやっている組合というのが事務局に勤め始めた頃の第一印象でした。今も忙しいですが、それだけにやりがいがありますね」と当時を振り返りながら今の心境を語る。
 20年以上勤める中で、印象に残る出来事は、54年に静岡県家具会館が完成したこと。
 「こんな立派な会館で仕事ができるなんて幸せだと思いました。組合員の皆さんが協力して建てた会館ですから、これからも大切に使っていきたいですね。組合員の皆さんが気軽に訪ねて来られるような、明るい事務所にするように心がけています」と笑顔で話す。


家具を見る目も肥えてきた

 静岡県は全国屈指の家具産地だが、ここ数年、組合員の経営は厳しい。事務局でも経費節減に努力する一方で、融資制度の情報を伝えるなど、組合員への支援に力を入れている。
 「この1、2年は特に悪いですね。いつまでこんな状況が続くのかと不安になります」と語る。
 こうした中で、組合が毎年2回行っているのが家具見本市”シズオカ「KAGU」メッセ”。事務局は開催準備や当日の運営などを受け持つ。
 「見本市でいいものをたくさん見ていると、自然と家具を見る目が肥えてきますね。あれもこれもと、つい欲しくなってしまいます」という。
 仕事と主婦業を掛け持つ多忙な毎日の中で、今夢中になっているのは編み物。
 「娘のコートを編んでいるんですが、なかなか進まなくて…」と笑う。

 
 

 


中小企業静岡(1998年 3月号 No.532)