中央会「第二回役員会」で、
 ダイオキシン問題を考える
静岡県中小企業団体中央会
 県中央会では、昨年の十二月十日、静岡市のホテルセンチュリー静岡で、今年度二回目となる役員会を開催。
 平成九年度上半期の事業経過報告や下半期事業推進計画が審議されたほか、新規加入会員の承認などが行われた。
 また今回の役員会では、(社)県環境資源協会の大場事務局長が、「ダイオキシン」の毒性や排出量などについて説明した。
 ダイオキシンは、化学構造により二〇〇種類以上に及ぶことから、総称して「ダイオキシン類」と呼ばれている。
 我が国では、一年間に約五千百〜五千三百g―TEQ/年が排出されると推定され、排出源の八割が一般廃棄物焼却施設。
 焼却時の生成防止対策としては、高い燃焼温度を維持して燃焼をよくするなどが考えられるが、やはり廃棄物を極力減らすという姿勢が基本となる。
 今後、環境問題を考えるうえで、「ダイオキシン類」は重要な課題の一つとなっている。

    (社)県環境資源協会の大場事務局長がダイオキシン類の現状を説明した。

 中小企業静岡(1998年 2月号 No.531)