県内各地から、組合代表者が参加
 「組合トップセミナー'98」を開催

静岡県中小企業団体中央会
 県中央会は、一月八日、組合代表者を対象に「組合トップセミナー'98」を開催。
 会場となった静岡市のホテルセンチュリー静岡には、県内各地から組合代表者など約三〇〇人が集まった。
 主催者を代表して挨拶した井上光一県中央会会長は、「新世紀をより良い時代とすることが我々に課せられた使命。このセミナーが、現況を再認識しながら、将来の姿を掴む機会となるよう期待したい」と述べた。
 今回の開催テーマは、「頑張れ!日本の中小企業」。同セミナーでは、中小企業庁組織課宮本武史課長と政策研究大学院大学橋本久義教授の二氏が講演。
 宮本課長からは、平成十年度予算のポイントとして、施策を幅広く活用できるようメニューを大括りにした点をあげ、予算の活用方法を地方の自主性に任せるという基本的な考え方が説明された。
 一方、メーンテーマである「頑張れ!日本の中小企業」をテーマに講演した橋本教授からは、「日本の中小企業が強いのは、大多数の企業が安くて良いものを作ろうと真剣に取り組んでいるから。日本は、”庶民の技術が強い国”なのである。しかし今、こうした企業が自信をなくしかけている。企業経営に夢とロマンをもって取り組めば、底力のある日本の中小企業は必ず生き残れる」と激励した。
 このあとの賀詞交換会では、石川静岡県知事ら来賓を交え、参加者全員が新年の挨拶を交わし、今年一年間の健闘を誓い合った
▲ 組合理事長はじめ300人が
出席し開催された  
 「組合トップセミナー'98」
▲ 時にはユーモアを交え、
橋本教授が熱心に講義
を行った。      
賀詞交換会の席上、参加者は杯を高く掲げ、この一年の健闘を誓い合った。
 中小企業静岡(1998年 2月号 No.531)