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堂ヶ島といえば、伊豆の西海岸を代表する景勝の地。 今回は、この素晴らしい自然を大切に育む「西伊豆町」を訪ね、同町商工観光課の鈴木昇生さんにお話を伺った。 堂ヶ島の天窓洞は、実に神秘的ですね。 「この洞窟は、中央部の天井の一部に大きな穴が開いていて、ちょうど天窓のようになっています。そこから漏れる光は、スポットライトをあてたように海面が照らされ、とても神秘的ですよ」 この天窓洞の下へは、遊覧船で行くことができるんですね。 「堂ヶ島の遊覧船乗り場から、露天風呂のある沢田公園を眺めながら仁科灯台や三四郎島のすぐ横をとおり、最後に天窓洞を見学する二〇分程度のコースがあります」 三四郎島というのは? 「堂ヶ島の西に連なる、象島、中ノ島、高島の三つの島をさしていますが、実際はもう一つ島があるために“三四郎島”と名付けられています。この島は、干潮時になるとトンボロ現象といって、陸地から島まで幅三〇メートルの道ができ、歩いてわたることができるんです」 |
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堂ヶ島といえば温泉も有名。このように景色がきれいな所で入る温泉は格別ですね。 「先ほどお話した沢田公園露天風呂の湯船の前は断崖絶壁になっていて、三四郎島を一望できます。また、昨年四月にオープンした“なぎさの湯”は、露天風呂から安城岬を望むことができ、ここからの夕陽に染まる景色は最高ですよ」 大田子海岸の夕陽も美しいそうですね。 「この海岸は、“夕陽の里”という愛称で呼ばれています。ここでは、三年前から毎年秋に『夕陽を撮る会』といって、写真愛好家などが夕日の中の景色を撮るフォトコンテストを行っています」 美しい堂ヶ島の風景は、まさに自然からの贈り物。温泉につかりながら景色を眺め深呼吸すれば、改めて自然の雄大さを実感できる。 |
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