デザイナーと共同で新商品を発表!(新潟)
見附ニット工業組合は、若手デザイナーとのタイアップ製品を開発。東京・渋谷の「表参道・新潟県ネスパス」で開かれた、繊維関係団体による展示発表会で、この新商品を発表した。展示品の中には、トランプをモチーフにした赤やモノトーンのミニドレス、黒一色のニットを体にまとわせた前衛的な作品まで幅広い。展示会を訪れたアパレル関係者からは「インパクトがあり新鮮」との好意的な声が聞かれた。
これら作品は、感性鋭い若手デザイナーとメーカーが、技術力やデザイン力などを補完し合い、共に成長していこうという同組合の試みから生まれたもの。
メーカー側では「それぞれのこだわりがあり、完成までにかなり突っ込んだ意見交換があった」と今回の取り組みを振り返る。
デザイナー側も「デザイナーは感性が敏感でも、作る技術やバリエーションについての知識が足りない。一方、産地との感覚のずれも感じた。何回かチャレンジする中で近づき、互いに厚みが増せばと思う」と率直に話す。
組合では「今回はスタート台」とし、評価、反省を踏まえて事業を継続。今年の春、再びフェアを開く予定。
聴覚障害者向け電話筆談装置を開発(東京)
日本輸出スカーフ等製造工業組合は、地元繊維製品の品質保証業務に乗り出す。
組合内に「品質保証表示部会」(仮称)を設置。中小の製造元に代わって製品タグに同組合の連絡先を明記し、消費者からの苦情処理業務を代行する。
今まで繊維製品を販売する場合、製造承認番号だけ表示したタグをつけていたが、家庭用品品質表示法が全面改正され、原則的に問い合わせ先を明記しなければならなくなった。中小メーカーが個別で対応するには費用や人材の負担が大きいため、業界全体で統括窓口を設置し対応することとした。
京都とフランスの商店街が友好提携(京都)
京都市伏見区の納屋町商店街振興組合は、フランスのリブルヌ市にあるガンベッタ商店街と友好提携を結んだ。
納屋商店街は昨年、フランス風アーケードの建設をきっかけに現地商店街との交流を模索してきた。リブルヌ市はワインで有名なボルドー市の近くにあり、酒所である伏見と共通点が多いため、同市のガンベッタ商店街を選んだ。
これに合わせて、リブルヌ市から直輸入したワインの試飲・販売をする「リブルヌフェア」を開催し、ワイン合計千本を販売した。
一方、フランスのガンベッタ商店街では、月桂冠の酒を現地販売する。
|