●県中央会と県職員協会で
 「組合事務局代表者会議」を開催

静岡県中小企業団体中央会
静岡県中小企業団体職員協会
▲80人の事務局責任者が集い開催された「事務局代表者会議」
▲基調講演した日下氏は、「新しいことは、積極的にトライしてみよう」と呼びかけ、小回りの聞く中小企業にはチャンスの時代であることを強調した
▲県職員協会の渡井会長が、職員協会の活用を呼びかけた。
県中央会と県職員協会では、11月26日「平成九年度組合事務局代表者会議」を、浜松市の浜松名鉄ホテルで開催。
 事務局代表者会議は、組合の事務局責任者が一堂に集う会議として、毎年一回開催されるもので、この日、県内各地から80人の事務局責任者が参加した。
 今回は、「変革期における中小企業の在り方」をテーマに、多摩大学教授であり、(社)ソフト化経済センター理事長の日下公人氏が講演。
 講演の中で日下氏は、「国民の過半数が、今進められている行政改革では世の中は変わらないと思っている。しかし、行革が行われれば確実に変化が起こるし、失敗すれば諸外国から見放される」と指摘。これからの中小企業は、大企業のまねをせず、市場をよく見て、顧客になにができるかを真剣に考える時。今まさに、中小企業にはチャンスの時代であると位置づけた。
 このあと、県職員協会の会長である渡井篤氏(富士市浮島工業団地協組事務局長)が「職員協会の活用と事務局仕掛けの実例」というテーマで事例発表を行い、昨年九月に誕生した組合青年部の発足経過を紹介したほか、職員協会の活動内容を交え同協会への積極的な参加を呼びかけた。
 出席者は、不透明な時代の中での組合運営のヒントを見出そうと、熱心に講師や渡井氏の話に耳を傾けた。
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 中小企業静岡(1998年1月号 No.530)