●元気だせ 中小企業組合!
東部地区で「組合トップ・フォーラム」を開催
中央会 沼津事務所
▲組合理事長七〇人が一堂に会し開催された「トップ・フォーラム」。
▲二日目には、車座になって意見を交換した。
▲県中央会井上会長が、自らの経験を交え、組合リーダーに求められる姿勢について講演した。
十一月十七〜十八日、伊豆長岡町の三渓園で「東部地区組合トップ・フォーラム」が開催された(主催:中央会沼津事務所)。
 「元気だせ 中小企業組合」をテーマに開催されたこのフォーラムには、県東部各地から組合理事長七〇人が出席。講演会や意見交換を通じて、組合の活性化策を考えた。
 開催初日には、商工中金組織推進部長の一丸秀彦氏が「二一世紀・組合経営の羅針盤」をテーマに講演を行い、組合運営の強化策として、A強いリーダーシップを持つことB事務局の人材整備C情報の受発信機能の強化D財政基盤の強化等を挙げた。
 このあと、県中央会の井上光一会長が、氏の信念とする「鶏口となるも牛後となるなかれ」をテーマに講演。「前進する意欲のある者が、リーダーシップを発揮すべき。護送船団方式では時代の流れについていけない」と指摘。「牛の後についていたのでは、まわりの状況は見渡せない。理事長は、鶏口としてのポリシーをもって職を全うしてほしい」と参加者を激励した。
 また二日目に行われた全体討論会では、補助事業を利用した経験を持つ組合が事業経過などを紹介したほか、理事長としてのリーダーシップの取り方などについて意見を交換した。
 理事長のみが参加する初の試みとして開催された「トップフォーラム」。孤軍奮闘する組合理事長が一堂に会し意見を交換する貴重な機会となった。
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 中小企業静岡(1998年1月号 No.530)