十月十一日、静岡市の静岡朝日テレビホールで、お茶の味を引き立てる創作菓子の最終選考会が開かれ、七点の候補作品の中から、京都府の高家昌昭氏が創作した「宝栄山」がグランプリを受賞した。
これは、県茶商工業(協連)が主催する第三回お茶料理コンクール・お茶の味を引き立てる「創作銘菓コンテスト」の一環で行われたもの。
過去二回のお茶料理コンクールでは、お茶を食材にした料理をアマチュアやプロに募集。このうち、アマチュアを対象にした第一回コンクールでは、入選作のレシピを紹介した冊子を十万部作成。飲むだけでなく、食材としてのお茶の活用方法を全国に紹介し話題を呼んだ。
今回のコンクールは、“お茶の味を引き立てる菓子”をコンセプトに作品を募集。県内外から一八八点の応募があり、八月の書類選考にはじまり、九月の二次選考会を経て、県内四点、県外三点の七作品が最終選考会にエントリーした。
グランプリを受賞した「宝栄山」は、お茶が主役となるよう甘みを押さえたほか、自然の食材を活かした秀作。
組合では、このコンクールを通じて、お茶をより身近に感じてもらえればと期待している。 |
▲お茶の銘菓グランプリを受賞した「宝栄山」(京都府:高家昌昭氏作)
▲力作揃いで選考に苦慮したという「二次選考会」
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