静岡県中小企業団体中央会Shizuoka Prefectural Federation of Small Business Associations. |
昭和43年10月1日 |
CHUOKAI MONTHLY 2006 May No.630 接客業が天職 企画・金融とキャリアも積み上げ(協)沼津卸商社センター 組合への就職は昭和63年。 大学で商品学を学び、卒業後は都市銀行への就職も内定していたが、家庭の事情でUターンを決めた。地元の大手DIY店に就職し、充実した日々を送っていたが、現場と本部との軋轢、会社の経営方針の転換に納得できず数年で退職の道を自ら選んだ。 そんな時、地元のハローワークで組合の求人情報を知り、何十倍の難関を突破し就職試験に合格した。「とにかく接客業が好き。人と接してサービスを売る。銀行しかり、DIYしかりです」。 その意味で、組合の仕事も魅力を感じた。就職した直後は、組合でオープン間もない展示場の企画を担当。家電、工具など数々の見本市を誘致し、年間稼働日数は二百数十日を数えた。また、団地の福利厚生事業では、年間500人を超えるバス旅行や健康診断、新入職員研修など次々とニーズの高い事業を企画立案した。 平成9年に業務課長、16年に総務課長に就任。キャリアを積み上げ仕事の幅も確実に広がった。「仕事を通じて知識を吸収し、成長していく。それが自分のためであり組合員のためにもなる」とその姿勢は常に前向きだ。 現在、手がける転貸融資の額は40億円。「複数の金融機関と交渉し、いかに調達コストを下げるか。その利ザヤで利益を生み出す。これも、重要な仕事なんです」。 職員生活も、はや18年。これまでまさに順調、という言葉を何の迷いもなく口にした。「理事長のリーダーシップのもと、事務局の志気も上がっている。それに、アットホームな雰囲気には自信があります」。 趣味は多彩だ。旅行、オーディオ、熱帯魚など興味をもつとトコトン追求。「そんな凝り性がたまにキズかな」と快活に笑う。
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