9 同農園は、掛川市で約50年前からイチゴを栽培しており、栽培面積は約8,000㎡と日本の平均的イチゴ農家の約4倍の経営規模を誇っている。同園では、全国的に人気の高いイチゴ品種「紅ほっぺ」や「きらぴ香」のほか、酸味が少なく、さわやかな甘みが特長の独自ブランドイチゴ「しずかちゃん」などを栽培。これまで、県内の品評会において度々表彰されるなど、高い評価を得ており、静岡県を代表するイチゴ生産者である。イチゴは、本来、春が旬の作物だが、促成栽培の取り組みや品種改良により冬から初夏にかけて収穫されており、生食はもとより製菓の材料としても需要が拡大している。しかし、昨今、賃金の上昇やハウス施設の建設費、冬場の暖房に使う重油代、肥料価格などの高騰により、利益率は低下しており、同園ではデジタル化や機械化を推進し、生産性をさらに高める必要性を感じていた。また、需要が高い冬場の収量を増加させるためには、温度や湿度、生育に大きく影響するCO2の濃度管理など、ハウス内の繊細な環境制御が求められることが課題である。19イチゴ生産者の若きリーダー 萩田 祐太郎氏■ 社 名 : べりーらんど萩田■ 代表者名 : 代表 萩田 知博■ 所 在 地 : 〒436-0113 掛川市各和153-1■ 取 材 地 : 同上(イチゴ農場)■ 設立年月 : 昭和51年1月■ 業 種 : 農業■ 資 本 金 : -■ T E L : 0537-24-2916■ U R L : https://hagitaberry.com/会社概要取り組みの経緯令和元年度補正事業 1次締切県内有数のイチゴ農園デジタル化の推進で生産性を向上環境制御装置導入によるブランドイチゴ『しずかちゃん』の生産性の向上べりーらんど萩田
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